リユース市場の現状や今後の展望について ジュエリー編①

2021.03.09

こんにちは!Re:転職のキャリアアドバイザーの藤野です。今後、益々成長が見込まれるリユース市場について、何回かに分けて、アイテム毎の現場の状況や今後の展望について、考えてみたいと思います。

まずは、ジュエリーについてです。

以前私はジュエリーのリユースや買取、リフォームのサービスに携わっていました。百貨店の中や有名ショッピングセンターの中に店舗を構えて、そこでお客様がもう身に着けなくなってしまったお持ちのジュエリーをどう有効活用するかについてコンサルティングをしていました。また、出張コンサルティングと称し、全国津々浦々までコンサルティングに赴いていました。そんな中から、やっぱりリユースビジネスは伸びるな、と感じたシーンをお伝えしていきます。

ジュエリーの代表格、エンゲージリング。最近はエンゲージリングをプレゼントするカップルの比率も50%くらいに低下しているようですが、20年くらい前までは80%以上の男性が、エンゲージリングをプレゼントするという時代でした。今結婚を考えている方からすると信じられないと思いますが、当時は給料の3か月分の価格のエンゲージリングをプレゼントしないといけない!という暗黙のルールがあり、ローンをこっそり組んでプレゼントするということも珍しくなかった時代です。

つまり、今の45歳以上のご家庭には、ほぼもれなくエンゲージリングがあるはずです。
一番良い形はジュエリーリフォームです。耳慣れないかもしれませんが、エンゲージリングのダイヤモンドを活かして、別のジュエリーに作り替えます。作り替えたジュエリーはご自身が使うものでももちろんステキですが、例えば娘さんの成人式の記念ギフトに!ご主人から奥様へのプレゼントが時を経て娘さんの成人式記念なんて、ご主人も大喜びですよね!もちろん娘さんのエンゲージに生まれ変わるという選択肢も!とてもステキなことです。リフォームの場合は、もともとのエンゲージリングのプラチナや金のリング部分、中石以外の宝石が買取の対象になります。

逆に、残念なケースも。今や3組に一組が離婚をするといわれる時代・・・
離婚の場合、たいていエンゲージリングは不要となります。つまり世の中の三分の一のエンゲージリングがリサイクルとして買取に回ってくる。これだけでも相当な規模感ですよね。今ブライダルジュエリーの新品市場は年間約1500億円、その三分の一といんどんどうと500億円分。これがいずれ買取市場に出回るわけです。

離婚した場合、約10%の方が、エンゲージリングやマリッジリングを捨てているという結果も!
なんともったいない。。。気持ちはわからないわけではないですが、限りある貴重な貴金属やダイヤモンド、しっかりリサイクルする啓もう活動も必要な気がします。

いずれにしても、平均寿命が80歳代ですので、今の45歳以上から80歳代までの方がお持ちのエンゲージリングがこれからどんどん市場の出てくるとすると、ジュエリーのリサイクル・リユース・リフォーム市場は右肩上がりに発展することが見込まれますよね!

次回は、リユースジュエリーの事例についてお話します。お楽しみに!

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