リユース・リサイクル業界で意外と知られていない!? 買取、引取、資産管理の違いvol.2

こんにちは、Re:転職運営事務局の藤野です。

前回は、リユース・リサイクル業界の意外と知られていない「買取」「引取」「資産管理」の違いについてご説明しました。

 

そして、さらにリユース・リサイクルの市場を成長させていくためには、家庭内の「資産」と呼べるモノを「資産管理」という方法で取り扱いをしていくことがいかに重要かということをお伝えしました。

 

そのためには、「不用品をお持ちください、高く買い取ります!」というお客様へのアプローチではダメ、でしたよね。

 

「大切にされてきたものをお持ちください。価値を踏まえて今後どうすべきかご相談に乗ります!」このアプローチが必要です。

つまり、金融資産や不動産と同じように、「ご相談に乗れる専門性」をスタッフが身に着けておく必要があります。

 

そこで今回は「専門性」について、まず【宝飾品】を例に考えてみましょう。

 

宝飾品には以下の4つのバリュー(価値)があります。

➀素材価値

➁デザイン価値

③利用価値

④オーナー価値

 

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

 

➀素材価値について

宝飾品は、貴金属と宝石が原料です。

100%再生可能、そして貴重な素材でできていることが宝飾品の最大の特長のひとつです。

宝飾品に使われる貴金属は、金、プラチナ、銀ですね。宝石の種類としては、ダイヤモンドが圧倒的に主流ですが、色石も100種類ほどあるとも言われています。

この貴金属と宝石の原料素材としての価値が素材価値です。

 

➁デザイン価値について

宝飾品の大半は「ファッションアイテム」でもあります。指輪、ネックレス・ペンダント、イヤリング・ピアス、ブレスレット・バングル等がアイテムとしてあります。

したがってデザインが全体の価値を大きく左右します。

デザイン価値を広い意味で捉えると、VCA、Cartier、HarryWinstonなどのブランドか、いわゆるノンブランドかという点もポイントです。一般的には、優れたブランドの人気のあるデザインラインは高い価値を持ち続けます。

 

③利用価値について

利用価値というのはファッションアイテムとして正しく使えるかどうかいうことです。

例えば指輪でサイズが小さすぎる、大きすぎるといった場合、デザインが優れていても装着できる人が少ないため価値は下がります。

もちろん金属や石に傷がついている、破損している、メレーダイヤモンドの石落ちがあるなど、正常状態で使用できないアイテムの価値は下がります。

また修理をすれば元に戻る、あるいは修理が難しく元には戻らない、という加工の可否判断もこの価値に大きく影響します。

 

④オーナー価値について

日本の宝飾品は半数近くが記念品としての側面を持つと言われています。典型例が結婚指輪、婚約指輪です。

それ以外にも、成人、就職、転職、お子様の誕生などいろいろな人生の節目に手に入れた品、頑張ったタイミングでのご褒美、大切な人からのギフト、祖母・母から形見分けなどで譲られた品、などなどモノとしての宝飾品を越えたオーナーだけが感じる価値です。

この価値は最も売却阻害事由になりやすく、思いが強い分リフォームや贈与といった出口戦略の構築が不可欠です。

 

上記の【4つの価値】を正しく判定して、聞き出して、アドバイスする力!

それを実現するための私が定義する専門性・スキルは以下です。

 

◆真贋:原料の貴金属の特定、宝石の特定(鑑別)、ブランドの特定

 

◆査定(価格):現時点の価値(業者間市場での流通価値、エンドへの想定販売価格、同様の商品の新品価格)

 

◆市場動向:貴金属の相場の現状・今後、特にダイヤモンドの相場の現状・今後、主な色石の相場の現状・今後、ブランド品のトレンド、人気シリーズ・アイテム、デザイントレンド

 

◆ニーズヒアリング力:そのまま自分で使い続けたい、宝石を活かしてデザインを変えて自分で使い続けたい、お子さんや親族に譲りたい、まだ考えがまとまらずもうしばらく手元に取っておきたい、売却したいなどを、本音ベースで聞き取る力

 

◆バリューアップ力:市場動向やお客様のニーズを踏まえて、一つ一つの宝飾品の価値を上げるための提案を策定する力。利用価値についてでお話したの加工の知識等も含まれます。

 

◆税制等の知識:贈与税、相続税、所得税等の知識。個人所有・法人所有のメリット・デメリット、寄付の効果など

 

こういった知識をしっかり身に着けた資産管理の専門家であれば、高額の宝飾品の保有者(オーナー様)のご相談に乗れます。むしろオーナー様達はこういう専門家を渇望していると言ってよいと思います。それだけまだ総合力を持つ専門家がほとんどいないということでもあります。

 

単なる買取や引取ではなく、価値が大きい高額商材を扱うためには、高い専門性やスキルが必要なことはおわかりいただいたと思います。

 

資産管理の専門家が増えると、リユース・リサイクル市場は大きく拡大します。

まだ専門家の数がわずかな今、そして資産管理という今後有望なサービスに対するスキルがまだ確立していない今だからこそ、しっかり専門性・スキルを高めて自分に付加価値を付け続けることが未来の輝かしいキャリアを築いていくこととなります。

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