業界を知る

取扱い領域について

ここでいうリサイクル・リユースの対象アイテムとしては、ブランド品のバック・時計・小物、貴金属・ジュエリー・宝飾品、本・ゲーム、衣類、家具、デジタル用品、ホビー用品などが主な取り扱い領域となります。(家や車は含まない)


急拡大を遂げるリユース・リサイクル業界

リサイクルに代表されるエコで循環型社会の実現を目指すリユース・リサイクル業界は、ここ10年来急成長を遂げています。

ジュエリーに限らず、物は新品を買うだけでなく、売ること、直して使うこと、デザインを変えるなどリフォーム・リメイクすること、中古品を買うこと、シェアをすることといった購買の選択肢が増えた現代。

2017年のリユース・リサイクルの市場規模は2兆円を超えました。2兆円の市場規模というのは、ブライダル業界や、理美容業界、化粧品業界と同程度といえます。

このように言われてどのようにかんじますか。

ブライダル業界などと比べるとまだ業界としての歴史が浅いため認知度が低いので、意外に大きいなと感じられる方もいるかもしれませんし、環境省のデータではリサイクルショップ利用したことがあるのは5人に1人というデータもありますが、メルカリを代表するフリマアプリが台頭した昨今、物を売ることや中古品を購入することが身近に感じている方はもっとあると思われたかもしれませんね。

2022年には3兆円もの市場規模になると言われており、成長はとどまることを知りません。

その背景に3つの要因があります。

 

1.社会トレンドや消費スタイルの変革

これまでの”中古品”に対する心理的な障壁がなくなり、むしろエコや物を大切にするというスマートなトレンドが主流になってきたことがあります。
その結果、今までリユース・リサイクルの中心であったブランド品、貴金属・ジュエリー、チケット・金券、美術・工芸品、骨董などに加えて、家具・インテリア、家電、着物、ファッション、ゲーム、書籍、食器、雑貨酒・飲料、コスメ、アウトドア用品、楽器・ホビー用品、ベビー用品等ありとあらゆるものが対象になってきています。

2.IT技術の進歩

また、IT技術の進歩により、フリマアプリに代表される気軽に売却できるツールが圧倒的に増えたことも市場拡大を後押ししています。越境ECや、インターネットオークションサービスなど成長市場に目をつけて、新規参入する企業も後を絶ちません。

3.終活・生前整理ブーム

さらには、終活・生前整理がブームになっており、これまでリサイクルを活用していなかったシニア層にも急速にリユース・リサイクルが広まってきました。
相続という巨大なシニア市場にリサイクルが浸透し始めた今、リユース・リサイクル業界はわが国産業界で最も注目されているといえます。

さらに詳しい業界情報を知りたい方は、業界出身のキャリアコンサルタントに気軽に話を聞いてみましょう!


ビジネストレンドであり、世界的潮流であるリユース・リサイクル事業

現在のビジネストレンドのである「シェアリングエコノミー」「サブスクリプション」。

シェアリングエコノミーはモノやサービスの交換や共有によって成り立つ社会のこと、サブスクリプション、通称、サブスクは継続課金型のビジネスモデルのことですね。

実はこの二つのキーワードはリユース業界と密接に関わりがあります。

例えば、フリマアプリのメルカリはシェアの概念で成り立っていますし、洋服をコーディネートして定額制でレンタルできるエアークローゼットのサービスはまさに。

モノを所有し続けるのではなく、シェアしたり必要なときに利用する、こういった社会トレンドや消費スタイルの変革が大きく関係しています。

もう一つ、SDGsといって、持続可能な開発目標という意味なのですが、2015年に国連で採択された2030年までの国際目標、世界的な優先課題、世界のあるべき姿17項目のことです。

貧困、ジェンダーフリー、環境問題とかの視点ですよね。規模の大きい企業はSDGsに取り組むことが必要不可欠となっています。企業は社会貢献的活動としてやるというよりも、事業の本流にしていくという大きな時代の流れがあります。

なぜSDGsを紹介したかというと、17項目の内の12項目に「つくる責任と使う責任」というものがあるからなのです。持続可能な消費と生産のパターンを確保する。リユースの事業というのはまさにここの取り組んでいるともいえ、社会的意義が大変にある事業といえます。実際「経済の好循環を生むところ」が当業界に魅力を感じた理由の一つという若い世代も多くいます。

 


潜在需要は3~37兆円

さっきよりも大きな数字がでてきましたね。時代の背景とか社会のトレンドと業界の関係についてお話しましたが、ここ10年で急成長を見せたリユース市場。2017年には2兆円、2022年には3兆円を超えるという推測もあります。

Re:転職はさらにもっと成長していくと考えています。今後10~20年は日本の中で優位にある市場だと思っております。

なぜなら、中古品になり得るいわゆる不用品の潜在需要は7兆~37兆円あるともいわれているからなんです。

ある調査によると国内全人口の60%しかリサイクルショップを利用したことがないとか。また、別のアンケートによると断捨離を試みた人の内の50%が「物を捨てた」と答えたという結果もあります。

つまり、まだまだ伸びしろがあるのです。

リサイクルできる物を増やしていくことや、リサイクルや中古を未経験の顧客を開拓していくことが、今後の業界のさらなる可能性ということになりそうです。

あとは、顧客心理的に、大事なものほど手放すのが一番最後になります。一度売却をした人もまだ手放せない物を保有しているので、企業側はサービス向上をし、顧客との信頼関係を作って、そういった物を最終的に市場に回していけるかということも3つ目のカギになると考えています。


比較的景気に強い業態

先ほど歴史的にまだ30年くらいなんですとお話しましたが、ざっと振り返ると、

バブル崩壊後ゲオやブックオフといったトップ企業が誕生し、多店舗展開を進めてきました。

その後、2000年のITバブル期にヤフオクやビッターズなどのネットショップが誕生。

2008年リーマンショック後、貴金属買取ブームが起きました。

ここ10年では、テクノロジーを駆使した企業が誕生。ZOZOUSEDやメルカリですね。また、インバウンドの需要で宝飾品や中古ブランド品の売れ行きも好調でした。

直近では、市場も成熟期に入り、各社が事業戦略を見直す中で、事業統合や協業の動きが目立っています。

歴史から振り替えると、景気衰退期に成長してきたともいえ、景気に比較的強い業界と言えると思います。


様々な業態が存在

急激に成長しているリユース・リサイクル業界。伝統的な質屋のような業態から、IT技術でCtoCの市場を作りつつあるメルカリのような業態まで、多種多様な業態の企業が混在するのが特徴です。
また個人商店から上場企業まで規模も様々です。
取り扱いのアイテムも、単品に特化したカテゴリーキラーから、家庭にあるほぼすべてのアイテムを扱う総合型までバリエーションが豊富です。
ここでは、多種多様なRe業界を特徴により以下に分類してみます。

  1. 買取専門か買い取った商品に手を加え販売まで行っているか
  2. 単品あるいは類似の数種類の商材を専門に扱うか総合的にどんなものでも扱うか
  3. リアルの店舗を保有しているか、WEBのみのチャネルか
  4. エンドを顧客とするBtoC型か業者間の売買を行うBtoB型か
  5. オークション会社
  6. 質屋
  7. その他

ジュエリーや家具、着物などのリユース・リサイクルをメインで扱いながら、メンテナンスを施しデザインを変えるリフォーム機能を併設するタイプや、ブライダル領域・レンタル業態に踏み込む企業など、顧客ニーズを踏まえて業態はどんどん進化を辿っているといえます。

最近注目は副業型です。下記のような事例があります。

・引っ越しの際に引っ越し業者さんが買取をして、引っ越し代から相殺してくれるサービス

・葬儀屋さんが遺品整理としての買取サービス

・地方の信用金庫さんでの相続対策や終活の相談時に一緒に査定をするサービス

そして、大手企業が不動産業界へ進出する動きを2020年に見せ始めました。個人のお客様の家の中の保有物をお伺いしていくと、貴金属や服、骨董などから始まったリユースですが、最終的に家という資産を終活として整理するというニーズがあると考えられます。冒頭で家や車は領域に含まないと表記していましたが、今後は流れが変わっていくと思われ、ますます業界の成長に期待感が持たれます。

以上のようにリサイクル・リユース業界とひとくくりにしても様々な業態と可能性があることをご理解いただけましたでしょうか。

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